レクサスと言えば国内高級車ブランドと皆さんご存知だと思われますが、トヨタ車と何が違うの?
って疑問に思ったことありませんか?
よくネットではガワだけ変えたボッタくりと言われることが多いレクサスですが、本当にガワだけ違うのでしょうか?
今回はそんなレクサスとトヨタの違いについてオーナー視点も含めてまとめてみました。
レクサスはアメリカでベンツ・BMWと戦うために設立され、2005年に日本展開が開始されました。
レクサスとトヨタって何が違う?
ネットでガワだけ変えてるボッタくりと言われる所以はプラットフォームやエンジンを共通しているためだと思われます。
一部を除いてレクサス専用で搭載しているエンジンは少なく、トヨタ車で搭載しているエンジンをレクサスにも搭載しています。
レクサスIS・トヨタ マークX
ミドルセダンのISとマークXは兄弟車で、レクサスISはマイナーチェンジでエンジンラインアップが変更されました。
- IS
- 2.0Lターボ
- 3.5L V6
- 2.5L ハイブリッド
- マークX
- 2.5L V6
- 3.5L V6
マイナーチェンジ前はISに2.5L V6エンジンが採用されていました。
いまでは3.5L V6のみ共通ですが、ISの方はマークXのV6よりも新しいものを搭載しています。
レクサスES・トヨタ カムリ
どちらも大型FFセダンとなっており日本国内はハイブリッド専用モデルとなっています。
今回の新型ESは日本復活となり話題となっています。
- ES
- 2.5L ハイブリッド
- カムリ
- 2.5L ハイブリッド
どちらも最新のダイナミックフォースエンジンを搭載した最新のハイブリッドシステムが与えられています。
システム最高出力はカムリ:211PS・ES:218PSと若干ESの方が高いが車両重量が100キロほど重いので差はないと思われる。
レクサスNX・トヨタ ハリアー
このNXとハリアーも人気の兄弟車でどちらもラグジュアリーSUVとなっています。
- NX
- 2.0Lターボ
- 2.5L ハイブリッド
- ハリアー
- 2.0L NA
- 2.0Lターボ
- 2.5L ハイブリッド
搭載エンジンはハリアーは2.0L NAのエントリーモデルをラインナップする以外違いはありません。
大きさも両者大きな違いない
やっぱりレクサスはボッタくり?
上記で一部の車種を紹介しましたが、やはりエンジンは一緒だしプラットフォームも共通じゃレクサスとトヨタの違いはないんじゃないの?と思われてしまいますよね。
価格差も100万前後開いており、レクサスの方がブランド代でお金取ってるとネット上で言われています。
しかしレクサスとトヨタ車ではこの価格差の違いがちゃんとあります!
内装の素材が違う!
まずISとマークXの内装はこのようになっており、ISの方が合皮に覆われてる部分が多いです。
ISには本アルミや本木目なども用意されており高級感がやはり違います。
またFスポーツになると可動式のメーターや専用シートなどが加わります。
こちらはESとカムリの内装になります。
カムリも高級感のある内装になっていますが、やはり木目調パネルなどESと比較すると劣る部分があります。
またESはセミアニリン本革を使用していたりと素材面での違いも!
レクサスでは価格差があるように内装素材も高級な素材が使用されていることが多く、比較すると結構な質感の差が感じられます。
実際に並べて比べたら間違いなくレクサスの方が質感いいと答えるはずです。
カラーの組み合わせも豊富
またレクサスでは内装カラーの組み合わせが多く、シートカラーに加えてオーナメントパネルも選択することができます。
自分好みの内装を選択できるのもレクサスならではないでしょうか。
またベンツなどの輸入車はある程度内装色が限られてしまうので、この辺もレクサスの強みですね!
細かい点ですが内装色によって天井カラーもちゃんと変わるのもポイントです。
塗装面が綺麗
レクサスでは塗装にもこだわりがあり46工程・10時間にも及ぶ塗装ラインが設けられている
- ボディー洗浄
- 電着塗装
- 中塗り
- 水研磨
- ベース塗装
- クリア塗装
の順番になっており塗装面を均一にする水研磨が行われています。
トヨタ車では行われない工程によって美しい塗装が完成します。
また塗装の厚みもトヨタ車より1.5倍ほどクリアが吹かれているので比べてみると歴然です!
「レクサスの塗装って何で綺麗?普通車と高級車の違いとは??」
品質管理が段違い
生産請け負うレクサス九州工場では最終検査ラインの作業員がパネルの隙間0.1ミリ、0.2ミリ単位でチェックしていて、不合格になると修正ラインに戻されます。
トヨタ車ではOKが出る部分でもレクサス車ではNGとなるなど厳しい品質管理がされてる。
レクサスの完成車検査基準では1台あたり5000項目もの検査を受けてから出荷される。
この検査項目はトヨタ車の倍以上となっている
また使用される部品についてもレクサスではトヨタ車ではOKになるものでもNGとなるなど、細かい点についても品質管理をしっかりしています。
レクサスの生産ラインスピードは19.1分で、トヨタ車は同じ距離を1分で通ります。
一人の作業員がトヨタ車の数倍受け持っていることになります。
レクサスとトヨタでは走りに関する部分も違いが!
安全に関する部分では使用されているブレーキパッドが良いものを使用しています。
ブレーキダストは若干多くなりますがブレーキ力はトヨタ車より強いと実感できています。
サスペンションはAVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)や前後パフォーマンスダンパーを用意するなどしています。
トヨタでも一部車種に採用されています!
プラットフォームは共通ですが、スポット溶接増し・構造用接着剤などを使用して剛性アップされています。
また吸音材や内張りの厚みなどもトヨタ車とは違う部分です。
アッパー&ロアアームアルミなどを使用する車種もあり見えない部分でもコストがかけられている。
また5.0L V8エンジンを搭載するスポーツモデルを用意するなどもあります。
- RC-F
- GS-F
- LC500
レクサスとトヨタの違いをオーナー視点で比較すると?
管理人は今までホンダ車を10年乗ってきて、今回初めてレクサスISを購入しました。
やはり一番いいなと思ったのはディーラーでの気遣いやオーナーズラウンジの有無などです。
上記の写真はオーナーズラウンジなのですが、レクサスオーナーであれば全国どこでも利用することが出来ます。
旅行の小休憩で寄るのもOK
またレクサスディーラーでもその土地ならではのお菓子や飲み物など楽しみがあります♪
ディーラーによる際には暑かったら帰りに飲料水やタオルなど用意してくれたり、細かい配慮がされていると感じます。
接客は丁寧
トヨタも悪くはないのですがレクサスと比較すると大分接客が違います。
特に車両不具合に関してはかなり細かく原因追及してくれました。
ダッシュボードからの異音は丸ごと交換するなど不具合に関しては本当に徹底して解決する姿勢でした。
車両に関しては?
上記でも書いてる通りなんですがやはり品質が違います。
管理人はFスポーツなのですが専用シートがとてもよく長時間運転しても疲れにくいです。
細かい点なのですが、パワーシート・ドアミラー・サンルーフなどのモーター音はあきらかにトヨタ車より静かなものを使用しています。
ドアスイッチの感触も違いますので、これは是非とも体験していただきたいです。
走りに関してもボディ剛性が高いので段差乗り越える時など軋み音が少ないor無いです。
塗装面はコーティングしなくても艶艶で洗車が楽しくなります♪
またナビは常に最新のマップがインストールできるので新しく出来た道でも問題ありません。
走行モード切替もありますので状況に応じ車両特性変えられるのもグッドです。
レクサスのここはイマイチは?
ISについては電動パーキング未対応・アダプティブヘッドランプ未対応・第一世代の運転支援システムなどがイマイチです。
ここに関してハリアーマイナーチェンジで対応していたので、レクサスブランドとしてISもマイナーチェンジで対応していただきたかった。
新世代レクサスのLS・ES・UXなどはこれらの最新機能が搭載されているので、今後販売されるモデルについてはイマイチな点は無くなるでしょう。
現状ISに関してはここら辺が不満なだけであとはサービス含めて気に入ってます。
まとめ
「レクサスとトヨタって何が違うの?オーナー視点から比較してみた!」はいかがでしたか?
たしかにレクサスはトヨタと比べると価格が高くなってしまいますが、ちゃんと価格が高くなる理由が存在しています。