TRDはトヨタ直系のワークスチーム
「TRD」も「トムス」もトヨタのモータースポーツ活動の看板ともいえるブランドだが、両社には大きな違いがある。簡単にいえばTRDはトヨタ直系のワークスチームで、トムスはトヨタのオフィシャルチューナーとして密接な関係があるが、トヨタとの資本関係はないので、セミワークスといった存在だ。
TRDは、1954年に創業されたトヨペット整備(株)(中古再生業)がルーツ。1963年の「第1回日本グランプリ」の頃からトヨタのモータースポーツ業務を正式に委託され、1965年にTRDの前身である特殊開発部を設立。オイルショック後の1975年に、モータースポーツ部品等の開発販売を行う「トスコ・デポ」(トヨタスポーツコーナーの略・現TRD)が新設され、翌年からTRDブランドとして活動を開始し、現在に至っている。