若い頃はいろいろなものに好奇心旺盛であった愛猫も、老化とともに興味を示さなくなっていきます。犬の場合は認知症になるリスクが高いのですが、猫の場合は、認知症を発症することは稀で、年を重ねても本能的に活動意欲を持ち続けます。しかし、単調な生活は好奇心を失わせる要因になりますので、猫の意欲を満たせるような遊びを工夫することが大切です。また、猫も老いとともに筋肉が衰えてきます。いままでと同じ住環境では生活に支障がでてくる場合があります。その状況に合わせて、ストレスのない長生きができるような環境を整えてあげる必要があります。
前回は「無理しない介護」についてご紹介しましたが、 第2回は「シニア期からの運動と飼育環境」についてお話します。