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警視庁組織犯罪対策4課は23日、資産価値が低い土地を高値で売りつける「原野商法」の被害者に架空の土地取引を持ちかけて現金などをだまし取ったとして、詐欺の疑いで準暴力団「関東連合」元メンバーで会社役員、天野遥容疑者(30)=東京都港区白金=ら詐欺グループの男12人を再逮捕した。調べに対し「身に覚えがありません」といずれも容疑を否認している。
組対4課によると、天野容疑者は詐欺グループのリーダー。関与が疑われる被害は、平成28年6月から今年1月までに都内で計200人、約4億1千万円に上るという。
逮捕容疑は、昨年2~9月、数十年前に原野商法で栃木県内の土地を購入した、葛飾区の無職男性(83)ら、都内や埼玉県に住む70~80代の男性3人に、「土地を高く買い取る」などと持ちかけ、土地調査費用や税金対策費用といった名目で現金約2千万円と土地をだまし取ったとしている。