警視庁組織犯罪対策4課は債権回収を免れるため資産を不正に隠したとして、指定暴力団・山口組系組員、鈴木重幸容疑者(50)=茨城県古河市=と、土木建築会社社長、若林勝容疑者(51)=同=ら男女3人を強制執行妨害目的財産損壊の疑いで逮捕した。
同課によると、ほかに逮捕されたのは鈴木容疑者の知人で風俗店従業員、高橋伶奈容疑者(21)=同=。
鈴木容疑者は若林容疑者の土木建築会社から受注した残土運搬の報酬約1380万円を受け取る際、借金約50万円の債権回収を免れるために高橋容疑者の口座に振り込ませていたという。鈴木容疑者は容疑を認め、若林、高橋両容疑者は否認している。
3人の逮捕容疑は平成29年12月~30年6月、債権回収会社による強制執行を免れるため、約1380万円を不正に隠したなどとしている。