猫も高齢になると食欲の減退、消化機能や新陳代謝の低下などがおこります。外見が若く見える個体もいますが、内臓機能が衰えている場合もあります。また、新陳代謝の衰えにより、これまでのキャットフードではカロリーが多すぎて肥満におちいることもあります。愛猫の便が柔らかくなった、おならが多くなったなどの体調の変化が出てきたら、老化に配慮したシニア用フードへの切り替えを検討する必要があります。
第3回は「シニア期からの食事」についてお話します。
シニア用フードへの切り替えはいつごろ?
猫の衰えは犬に比べて緩やかですが、7~10歳を目安に考えるとよいでしょう。猫の場合は変化を好まない性格の子もいるので、新しいフードの切り替えは少量ずつ混ぜて移行します。切り替えの時期を飼い主が判断できない場合には、かかりつけの動物病院での相談をオススメします。