猫は病気でなくてもフードや水、毛玉などをよく吐きます。ほかの動物と比べても吐くことが多いと感じます。そうは言っても愛猫が吐くのを見たら、飼い主はそのままでよいのか気になると思います。嘔吐したときには、見守っていてよい場合と動物病院へ行ったほうがよい場合と、飼い主は的確に判断しなければなりません。今回は猫が吐く理由と、動物病院へ行く判断のポイントについてご紹介します。
そもそも猫はなぜ吐きやすいの?
猫がキャットフードを食べてすぐに吐いた場合には、喉で違和感を感じたり、むせたり、急いでフードを食べ過ぎたことが原因と考えられます。猫は喉の奥に刺激が加わったときに「おえっ」となる反射行動の咽頭反射が弱い動物です。そのため、水分が少なくても、フードが固くても食べたものを飲み込むことができます。喉で反射が起こらなくても、飲み込んだあとに到達する胃が受け付けない場合があり、一度飲み込んでから吐いてしまうことが多いのです。