現代では新鮮に映る当時モノ
クルマに限らず、ファッション、髪型、食べ物などには流行がある。その当時はこのブームが一生続くのではないだろうかと思ったりするが、実際は流行というのは去るし、去ってしまうとこれがまた恥ずかしいものだったりする。どうして夢中になったり熱狂したんだろうか、と思うこともあるけど、間違いなく当時は輝きをみせていたのも事実。平成も終ろうという今、改めて昭和に流行ったカスタムや用品を振り返ってみたい。
【チンスポ】
”チン”とはアゴのこと。バンパーの下に取り付ける細長いスポイラーのことを「チンスポ」と呼んだ。今でも存在しているが、現在のチンスポはじつにスタイリッシュ。当時のは、ラッセル車のように取って付けた感がたっぷりだった。トランクの後端に付けるリアスポイラーも同様な感じで、もちろん空力なんて関係なし。でも、一部の旧車には確実に似合っていたし、いまでも軽トラのカスタムを中心にブーム再燃となっている。