2016年4月に発生した熊本地震。熊本県や県獣医師会では、地震直後から避難所や市役所にペットの相談窓口を設置し、被災ペットと飼い主の支援をしていました。被災ペットのケガの応急手当や病気への対応、避難先がペットを飼えない場合の一時預かりの要望を受け、大分県九重町に受け入れるためのシェルターが設置されたのです。
ここは、もともとリタイヤした介助犬が余生を過ごすための施設としてつくられようとしていたため、敷地は広く、被災ペットを受け入れるのには最適な場所だったのです。集まった熊本地震の義援金で受け入れるための整備を行い、「熊本地震ペット救援センター」として犬50頭、猫20頭の被災ペットの支援が始まりました。