静岡県警富士、富士宮署と県警捜査4課、組織犯罪対策課は2日、暴力団幹部らが組織の威力を背景に正月飾りの購入を静岡県東部の商業者らに迫ったなどとされる事件で、指定暴力団・山口組系藤友会傘下幹部ら7人に、暴力団対策法に基づき中止命令を出した。
同署などによると、2018年11月下旬から12月上旬ごろまでの間、県東部の飲食店主や建設業者ら計21人に対し、暴力団の威力を示して正月飾りの購入を要求したとされる。
7人は組長を含む藤友会系幹部ら4人とともにだるまを組織的に売り付けたなどとして、組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕、送検された。静岡地検沼津支部は2日、この11人を処分保留で釈放した。任意で捜査を続ける。