ミニバンブームからエコ技術まで
長きに亘った平成もピリオドを打とうとしています。そんな平成でいまに続くムーブメントや一時代を築いたクルマなど、大きな影響を与えた国産車を振り返れば、平成の時代の流れが分かってきます。それでは取り上げましょう、平成お別れの前に。
【スバル・レガシィ】
スバルを代表するレガシィが誕生したのは平成元年。10万km耐久走行における走行平均速度の国際記録を樹立するなど、走行性能をウリにしてデビューしましたが、大きな人気を集めたのはセダンではなくツーリングワゴンでした。
とくに、水平対向2リッターにターボを組み合わせたEJ20(G)エンジンを搭載する「GT」が大ヒット。ラゲッジスペースが仕事に使われる実用車的なワゴンのイメージを覆し、国産車になかった”スポーツワゴン”というジャンルを構築したレガシィは、まさに平成の革命クルマと言えるでしょう。