20年前、光月家に取って変わり将軍家となった黒炭家の当主オロチ。
その時の詳細はまだ語られていないけど、おでんに大きな恩があったオロチが卑怯な計略で奪い取ったと言われている。
将軍となりワノ国の頂点についたオロチだが、20年経った今でもおでんに固執している描写が多々見られる。
それはオロチが抱く、おでんへの劣等感(コンプレックス)なのではないか。
今回はその件についてまとめてみたい。
わしは勝者じゃ おでんに勝った…
オロチ城での宴の席で、オロチを笑ってしまったおトコ。
それに対し怒り心頭で刀を抜くオロチ。
不快な…わしは将軍であるぞ
20年前の遺恨
わしが恐れているとでも言いたいのか
わしは勝者じゃ おでんに勝った…
オロチがおでんを今でも恐れているのは、部下達の反応からも分かる。
「――また始まった…」
「まだ光月が怖いか…!?」
「どこまでご小心っ!!」
それだけオロチがおでんに固執しているという表れだろう。
そして「おでんに勝った」と自ら言う事で、今でもおでんに劣る自分自身を鼓舞している?
心の呪縛詠んでやろうか
羅刹町にて処刑された康イエが、その寸前にこう言っていた。
お前の“心の呪縛”詠んでやろうか
“器の小さき男には一生食えぬ「おでん」に候”!!
これはおそらく、20年前おでんがオロチに言った言葉だろう。
「食えぬ(食えない)」とは、煮ても焼いても食えないことから派生して「どうにも扱いにくいこと」、「ずるがしこくて油断できない」の意味…この場合は、油断できない、あるいは扱いにくいという事かな。
「器の小さき男」とはオロチを指している。
つまり、このセリフは、「一生かかってもお前(オロチ)におれ(おでん)は扱えないぞ」って事を言ってるのかな?
これは当時の詳細が分かればハッキリしそう。
オロチは今なおこの言葉の呪縛に縛られている…
やはりそれはおでんへの劣等感ゆえだろうか。
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黒炭オロチが抱く光月おでんへの「劣等感(コンプレックス)」