石川県警は28日、源泉徴収票を偽造するなどして金融機関と住宅ローンを契約し融資金をだまし取ったとして、指定暴力団・山口組系幹部、英貴秀容疑者(49)=金沢市新神田3=と、住居不定・無職、遠藤翼容疑者(28)ら、男7人を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は7人が共謀し、金融機関から遠藤容疑者の自宅購入資金を借り入れ、現金を詐取しようと計画。借受人として偽造した源泉徴収票を提出するなどし、8月末に2千万円の融資を実行させたとされる。県警は認否も明らかにしていない。
遠藤容疑者は昨年10月、金沢市片町でガールズバーを経営していた女性=当時(30)=の遺体が、石川県内の山林で見つかった事件で、11月に男3人とともに殺害、死体遺棄に関与したとして起訴されている。