長期にわたり国内外で多くの勝利を上げている
歴史に残る名エンジンとして忘れてはいけないのが、トヨタの3S-G型。1984年に登場し2007年の生産中止になるまで、トヨタの2リッター直列4気筒エンジンの主力であり、20年以上モータースポーツのベースエンジンとして活躍した、究極の万能エンジンとして知られている。
ベースは鋳鉄ブロックで頑丈だった2S-E型エンジン。ヘッドはヤマハが開発したツインカム4バルブで、ボア×ストロークは、86.0mm×86.0mmのスクエアタイプ。ここがいかにもトヨタらしいところ。デビュー当時は、2リッターの4バルブエンジンとして、最軽量で強度にも余裕があったため、チューニングに最適だった。