今なお語り継がれるデートカー
もはやモテるためにマストなアイテムではなくなりつつあるクルマ。しかし、昭和から平成初期まではクルマがないとナンパもままならないという時代だった。それどころか、オーナーがどういう人なのかよりもどんなクルマに乗っているかが重要だった時代もあったらしい(筆者はその頃は子供だったので真偽は不明だが)。そこで今回はそんな時代にもてはやされた、いわゆる「デートカー」を振り返ってみてみよう。
ホンダ プレリュード(3代目)
デートカーと聞いて真っ先に名前が挙がるのがホンダのプレリュードだろう。ミッドシップのスーパーカー並みの低いフロントノーズを目指した2代目のコンセプトをほぼそのまま受け継いだ3代目は、フロントだけでなくリアにもダブルウィッシュボーン式サスペンションを装着し、高い操縦性を実現。さらに量産乗用車としては世界で初めて機械式の4WS機構を搭載したことでも話題となった。