旋回性能の向上に期待できる
真っ白なタイヤスモークを上げながら横滑りしてカーブを曲がる競技、ドリフト走行。そんな車両のイメージといえば、フロントタイヤが“ハの字”になっていることを思い浮かべるだろう。いわゆる「ネガティブキャンバー」である。見た目の迫力アップが目的じゃないだろうし、偏摩耗のリスクを背負いながらもキャンバーを付ける理由とは?
走りの性能を上げるためタイヤにキャンバーを付けるのは、なにもドリフト車両に限った話じゃない。車高を下げたサーキット仕様であれば、大なり小なりキャンバーはネガティブ、つまり車両をフロント正面から見て”タイヤがハの字”になっているはずだ。