見た目は普通でもエンジンは高性能
現代のクルマ選びでは「環境」と「安全」がキーワードになっている。しかし、かつてクルマはパフォーマンスが最重視されていた。とにかく強力なエンジンを載せてほしいという市場からの要求が確実にあった。そうしたニーズに応えるべく、ファミリーカーにさえスポーツエンジンを搭載することがあったのだ。そんな、スポーツエンジンを載せているとは思えない、懐かしいクルマを思い出してみることにしよう。
トヨタ・カローラフィールダー×2ZZ-GE
20世紀の最後、2000年にカロゴンの愛称で呼ばれていたカローラワゴンは「カローラフィールダー」と少々勇ましい名前に変わった。とはいえ、そのフロントマスクはカローラ(当時はアクシオのサブネームはなかった)と同じで、ファミリーワゴンといった雰囲気ではあった。