「保証なし」はリスクの影あり
クルマに限らずどんな工業製品でも、故障が絶対に発生しないということはない。だからこそ新品には保証制度が用意されており、クルマならばパワートレインやボディ・シャシーなどの主要部品が5年間もしくは10万kmまでの「特別保証」、それら以外の電装品などが3年間もしくは6万kmまでの「一般保証」に指定されていることが多い。
ところが中古車となると、特別保証や一般保証、あるいはプラス2年間の延長保証が残っている高年式車ならいざ知らず、新規登録・届出から7年以上が経過した低年式車は、当然ながらこれら保証の対象外だ。
それ以前に、考えてほしい。なぜそのクルマは、中古車として市場に流れてきたのだろう。なぜ前のオーナーは、そのクルマを手放したのだろうか。