犬を飼っている人にとってペットトリマーは身近な存在であろう。最近は、猫のトリミングをする人も増えているようだ。いつも担当してくれるトリマーさんは笑顔で優しく、愛犬だけでなく、飼い主のみなさんも癒やされているのではないだろうか。
トリマーの社会的地位が低すぎる!
しかし、そんな彼らの笑顔が心からのものではないというもの事実だ。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考にすると、彼らの年収は一般的な平均収入を大きく下回っているのだ。例えば、一般的な就労者の平均的な月収は、20代で20~24万円、30代で約28~34万円となっている。それに対してトリマーは、20代で約16万円、30代で約18万円というデータがある。これは、美容師や動物看護師(20代で約18万円、30代で約20万円)と比べても低くなっている。