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制限速度や料金徴収は? 日本とはこんなにも違うアメリカの高速道路事情

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有料化している高速道路が増加

 海外の高速道路は制限速度もなく通行無料。昔はそう思っていたが、実際にはドイツ、アウトバーンの一部を除くと、基本的には高速道路と言えどもしっかりと制限速度は決められている。そしてフランスやイタリアでは高速道路は有料。アメリカでも、最近は有料路線やレーンが増えてきた。

 日本の道路も、高速道路(高速自動車国道と自動車専用道)から国道、都道府県道、市町村道と細かく分類されるが、アメリカも同様で大陸を縦横無尽に張り巡らせたネットワークの基幹となっているのが「インターステーツ」(州間連絡道路とでも訳せばいいのだろうか)と呼ばれる高速道路だ。

 高速道路で左側2車線が空いている状況が、やがてポールで仕切られて有料車線になる。そして有料車線には車両監視システムがあり、通行するクルマを管理して料金収受を行なうという仕組みだ。

 インターステーツは東西南北と碁盤目のように走っていて、基本的には奇数番は南北方向に、偶数番は東西方向に走っていると考えて良いだろう。だから例えば南北方向では、西海岸を縦断するI-5からI-15、I-25…の順に、東海岸を縦断するI-95まで、10本が幹線として整備されている。

 一方、偶数番のインターステーツは、メキシコとの国境に近い、最も南部を走っているのがI-10で、反対にカナダとの国境に近い北部の大陸横断道路はI-90。地名で言うなら、シアトルとロサンゼルスを結んでいるのがI-5で、ボストンとマイアミを結んでいるのがI-95。マイアミとロサンゼルスを結んでいるのがI-10で、シアトルからシカゴを経てボストンまでを結んでいるのがI-90、ということになる。

 カーナビの案内では、例えばI-95ならば「アイ、ナインティファイブ」、デトロイトから南に向かうI-275のような3桁になったら「アイ、ツー、セブンティファイブ」と告げてくる。基本的には片側2~3車線だが、交通量が増える大都市周辺では5~6車線に増えることも多い。かつては中央寄りの1~2車線を、バスおよび2人以上乗車(もしくは3人以上の乗車に制限を強化しているエリアも)しているクルマ、そして緊急車両のみが通行可能とするカープール制度が、渋滞対策の一環として実施されていたが、最近ではこれが有料となったところも少なくない。また、新たに整備された路線も有料となっているケースが多いようだ。

 

レンタカー利用は反則金が発生する可能性も

 さて、高速道路の料金収受には、日本のETCと同様、写真のような車載器を装着する。これを路線上に設置した受信機で検知するシステムで料金所を設けていないケースが多い。だからと言って無料で通行できる訳ではなく、通行した場合はちゃんとナンバーが検知され、オーナーには後日請求書が届くことになる。

 ちなみにアメリカのレンタカーでは、プレートパスという車載器を付けているが、クルマを借りた期間に対して使用料が発生するのが一般的。今回は、3週間の使用料だけで1万円を超えたので残念ながらパス。有料道路を避ける行程でドライブを続けた。

 もし、車載器を付けずに有料レーンを通行した場合は、ナンバーが検知され運転者(レンタカーの場合はレンタカー会社)に、通行料と反則金(手数料)が加えられた請求書が届く。レンタカー会社からはさらに、レンタカー会社の手数料が上乗せされた請求書がドライバーに届くことになるので要注意。実際にはレンタカーを借りた際に使用したクレジットカードで引き落とされることになる。

 僅か数100円の通行料が追加徴収で数千円も請求されたケースもあり。それでも、1万円を超える使用料と比べれば、まだ安かったりもするのだが、海外でレンタカーを借りる人は肝に命じておきましょう。

元の投稿: Auto Messe Web
制限速度や料金徴収は? 日本とはこんなにも違うアメリカの高速道路事情

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