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「エンディング産業展2019」で見つけたペットフューネラル

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国内最大規模の葬儀・終活などに関わるビジネスショー「エンディング産業展2019」が、東京ビッグサイトで開催されました。人間用中心の展示会でしたが、ペット向け、ペットにも使える商品も多数ありました。人間の葬儀が現代の環境に合わせて変化しているように、ペットの葬儀も多様化していると感じました。さっそく、ペトハピが気になった商品やサービスをご紹介します。

ハブデザインは、お葬式の火葬の前に使う最後のメッセージの入れ物「おくりことば」を展示していました。民芸品のだるまや招き猫と同じ紙張り子の技法で、一つひとつ手づくりで作られています。メッセージを書いて、「おくりことば」を棺にいれます。特別な思いを声でなく文字に変えることで、心残りなく見送れるのではないでしょうか。通常デザイン8種類、ペット用として犬・猫それぞれ2種類あります。

「おくりことば」PET

専用の袱紗もさりげない

張り子などを製造販売する一千乃は、100%和紙を使用したメモリアルポッド(骨壺)を展示していました。張り子技術を使い、職人が一つひとつ丁寧につくっています。樹木葬や庭などに埋めて土に還してあげることもできます。耳を模した「MIMI POD」と骨の形の「HONEPOD」の2種類で、7色の和紙から選べます。

耳を模した「MIMI POD」

骨の形の「HONEPOD」

リアル仏像や木彫仏像など、芸術性の高い仏像作品の販売を手がけるMORITAは、仏屋さかいの「猫 buddha(ブッダ)」シリーズを展示していました。「猫福神」は、言わずと知れた七福神が猫の姿になっています。福々しく愛らしい猫七福神が福を招くことでしょう。「干支御守本尊」は、干支の御守本尊が愛らしい猫仏になりました。古来より、干支を身近に祀ったりすることで開運や厄除けになるといわれています。

「猫 buddha」猫福神

「猫 buddha」干支御守本尊

ジュエリーメーカーのティアラは、手のひら供養「Lien(リアン)」を展示していました。リアンは、15色・88デザインのなかから自由に組み合わせることができ、日本トップクラスのダイヤモンドカットマイスターが一つひとつ丁寧に製作しています。内蔵ケースは密閉式で遺骨などを収納できます。さらに、オプションで誕生月や家族になった日などの誕生石を入れることもできます。

リアン(15色・88デザイン)

リアンミニ

エトワール

仏具のおりんを専門に扱う山口九乗は、新製品の「星 アストロリ」を展示していました。誰もがいい音を鳴らせるように、小首を傾げたアストロノートのような形のおりんです。また、特許取得済みのゆるみを持たせた台座により、余韻を長く保つことができます。そのほか、頭に犬や猫のデザインが冠された「まわりん」は、起き上がりこぼしのようにバランスよく、コマのようにクルクルまわります。また、10月19日(土)には山口九乗主催の芸術舞台「現代散楽」が奈良の東大寺で開催されます。おりんを調律してつくられた楽器・編鐘による演奏など古代浪漫を感じることができます。

「星 アストロリ」

「まわりん」

KieKaは、現代の手元供養にあるモダンな供花を展示していました。造花やドライフラワーをレジン(樹脂)を用いて固めてつくり出されるレジンデコールは、生花とは異なり枯れないため、長期間お供えできます。「kyoka」は、それぞれの花に合わせた天然石と真鍮のスタンドがセットになっています。好きな花やカラーでオーダーすることも可能です。

上品にきらめく「kyoka」

季節に合わせて変えることも可能

WINDインターナショナルは、アイデアメモリアルグッズを展示していました。「メモリアルキーホルダー」は、遺骨を収納できるキーホルダーで、「メモリアルレター」はインテリアとしても使えます。そのほか、キャラクター・フォトフレーム型遺骨箱もユニークです。

メモリアルキーホルダー

メモリアルレター

キャラクター&フォトフレーム型

レイセキは、遺骨でつくる人工宝石「麗石」 を展示していました。「麗石」は、遺骨と石の原料を高温で溶かし結晶させてつくる唯一の技術で、一つひとつ手づくりされます。そして、実際の製作に立ち会うこともできます。カラーは全12色から選べ、お守り、オブジェ、ペンダントトップ、ブレスレット、念珠などにできます。

「麗石」シリーズ

ガラスの砂「クリスタルアッシュ」

遺骨アクセサリーを専門に扱う手元供養の総合コンシェルジュWiTHARTは、ペット専門のご遺骨アクセサリーブランド「ISSHONY(イッショニー)」を展示していました。「VIRGO(ヴィルゴ)」は、ペットのシルエットに型どられたシェル(貝殻)カメオのネックレスで、「ARIES(アリエス)」はシルバー製メモリアルチャームです。それぞれ、お米ひと粒程度の遺骨をUV硬化樹脂で加工し納めます。また、遺骨収納部に好きな誕生石を無料で混ぜ合わせることができます。

シェルカメオネックレス「VIRGO(ヴィルゴ)」

シルバーメモリアルチャーム「ARIES(アリエス)」

ブルーウッドは、メモリーサファイアのアクセサリーを展示していました。メモリーサファイアは、遺骨から取り出したカルシウムと天然サファイヤを融合結晶させたものです。産業技術総合研究所との共同研究により特許(第5750695号)を取得し、国内で生産されます。

イニシャルの台座にメモリーサファイヤ

シルバープレートには写真や名前などを刻印

テンマックは、仏壇とお墓一台二役の手元供養納骨仏壇「花供養墓」を展示していました。生花をフリーズドライにした供養花を、無酸素状態にしたケースに収納するという特許技術でつくられます。着色や防腐剤を使用せず、枯れずに半永久的に美しさを維持します。LEDライトを点灯させれば夜間でも美しく供養花を照らします。

花供養墓「銀河」

Pineは、日々の供養や仏事の贈り物にもできる「プリザーブド仏花」を展示していました。生花や葉に特殊加工を施し水分を抜き、枯れることのない美しさを永く楽しめる新しいタイプの供花です。生花はつぼみの段階で仕入れ、手作業で一つひとつ開花させます。水は手入れが不要で、伝統的な仏壇だけでなく、手元供養に馴染みます。

淑乃(よしの)

如月(きさらぎ)

和(なごみ)

フラワー企画は、セラミックプリント「Cerali」シリーズを展示。写真やデザインを約900度の高温で釉薬を焼き付けているので、紫外線に当たっても10年以上色褪せるこがありません。「メモリアルガーデン」は、マンションのベランダや庭にも置ける骨壺内蔵のプランタータイプです。いつも近くで供養できます。

遺骨が収納できます

3体用まで供養できます

ライフテーストは、ペットの写真をもとに、名前やメッセージ、没年などを人間用と同じ石材店の御影石にレーザー彫刻する「メモリアルストーン」、ペットの旅立ちを薔薇で見送るフォーマルセレモニー「天使のリボン」を展示していました。

ガーデン、リング、デスクの3タイプから選べます

ハンドメイドでつくられた敷布団・ケープ・骨壺覆いのセット

東京ローソク製造は、新製品として、珪藻土でできた骨壺を展開していました。よく使われる陶器では結露が発生し、カビが生えることがあります。珪藻土は、湿度を調整してくれるので遺骨を湿気から守ります。また、そのまま庭などに埋めると土に還ります。

1.5寸から5寸まで7サイズの3色展開

湿気を吸収するのでカビが発生しません

吉田木工所プラスは、長年にわたる人用の棺をつくってきた経験とノウハウを活かし、ペット用であっても質の高い棺を展示していました。100%コットンのデオドラントフラワー「虹の橋」は、一緒に燃やしても有害物質は出ません。愛する家族であるペットにも心のこもった旅立ちをさせられます。

木材を使った日本製の棺

生花の代わりの供花「虹の橋」

やくおうじは、信楽焼や有田焼の骨壺や分骨入れを多く展示していました。商品の底のキャップを外して、遺骨や歯、爪などを納められます。信楽焼は、制作・絵づきなどすべてが手作業でつくられます。白い無機質な骨壺や分骨入れではなく、犬種・猫の柄を選ぶこともできるので暖かみがあります。

暖かみのあるオブジェ

底のキャップを外して遺骨を収納

リケンビジュアルアートは、天国のお花畑にいるようなペット仏具「suyarin(すやりん)」など、やすらぐ仏具を展示していました。デザイン会社ならではのアイデアやビジュアルは、ありがち製品とは違い暖かみがあります。

suyarin仏具セット

「愛がいっぱい赤い糸」は卸し専用

有田焼・伊万里焼・波佐見焼の仏具を製造販売する彩生陶器は、有田焼のペット仏具を展示していました。愛犬・愛猫の写真をもとにして一つひとつ絵付けします。世界にひとつの五具足セットは、約1カ月ほどで完成します。味わいのあるイラストに心がなごみます。

五具足セット(犬)

五具足セット(猫)

ToDo-Companyは、細部にこだわってリアルに制作した孤独死のあった部屋のミニチュアを展示することで、孤独死の現実を知り、孤独死が教えてくれたことを紹介していました。なかには「残されたペットたち」と題したミニチュアもあり、高齢者のペット問題の一端を思い知らされました。これらは、運営する「遺品整理クリーンサービス」が実際に対応した案件の一部とのことでした。

4頭の猫と暮らしていた高齢女性の部屋

戸建てに8頭の猫と暮らしていた高齢者

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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