始まりから終わりまで、ちょうど100話を要したドレスローザ編。
第701話“愛と情熱とオモチャの国の冒険”
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第800話“子分盃”
元天竜人であるドフラミンゴを、Dの一族であるルフィが打ち破ることで決着したこの章。
このドレスローザ編は、どうやら「ONE PIECE」という大いなる物語の「縮図」であったようなのだ。
今回はその件について、いくつかの項目に分けて考察してみたい。
まずはこのドレスローザがなぜ世界の縮図と言われるのか、その所以をまとめてみたい。
① ドレスローザの地形
まず、ドレスローザ王国の全景がコチラ。
ドレスローザ王国の丸い島の中央にはドフラミンゴの住む「王宮」がそびえ、そこを起点として左右に「長い橋」のようなものがかかっている。
これは宇宙から「青色の星」を見た時の「マリージョア」と「レッドライン」を表しているように思う。
つまり見た目も、世界そのもの表してる様なドレスローザ王国は、まさに世界の縮図といえるだろう。
余談だけど、ドレスローザ王国から橋がかかっている「グリーンビット」は青色の星の衛星である「月」を表しているのかな?
月の地下に古代都市があったように、グリーンビットの地下にもトンタッタ王国があった。
トンタッタ族は自国にない資源を求め海に出て、大人間に発見されては絶滅の危機に瀕していた過去を持つ。
更にドンキホーテ一族の奴隷にさせられるが、空白の歴史の後、リク王家に救われる。
これは太古に資源をもとめて青色の星に降りてきた月の民達と繋がる。
彼らもまた、絶滅の危機に瀕したり、酷い扱いを受けたりしたのかな?
それを救ったのは、他ならぬ「Dの一族」??
② ドレスローザとゴア王国の類似
次に、ルフィやドラゴンの出身国であるゴア王国を見てみよう。
この国のことをドラゴンはこう言っていた。
この国こそ世界の未来の縮図だ…
いらぬ物を淘汰した世界に幸せなど待ってはいない…!!
そしてこのゴア王国とドレスローザが似ているという事をルフィが言っていた。
なんかおれの育った国に似てるなぁ…
つまり、こういう図式になるだろう。
「ゴア王国」=「ドレスローザ王国」=「世界」
そしてドレスローザ編の終盤、ドフラミンゴのイトイトの能力により「鳥カゴ」が執行され、正に国全体を1つの鳥カゴのようにした。
鳥カゴと言えば、幼い頃のサボもゴア王国についてこう話していた。
ここはまるで鳥カゴだ
人間の悪臭が立ち込めるこの国で
おれは生きていく事に耐えられそうもない
自由って何だ?どこにあるのかな
そして、ドレスローザではリク王も、これまでの自分達の境遇をこう表した。
ドレスローザという名の鳥カゴの中にいたんだ…!!
ここでもまたドレスローザとゴア王国、そして世界が繋がる。
天竜人が支配しているこの世界をこう表現されていた。
今もこの世界は、息苦しく窮屈な「鳥カゴ」の中に生きているという比喩だろう。
③ Dの一族(自由)VS天竜人(支配)という構図
ドフラミンゴは元とはいえ「天竜人」の血筋。
マリージョアを追放されたものの、ドレスローザの国王時代は似たような振る舞いをしていた。
ドフラミンゴは人間を
“従う勝者”と“逆らう敗者”に分ける…!!
まるで世界政府そのものだ…
今回の最終決戦であるルフィとドフラミンゴの一戦…
これはつまり、「Dの一族VS天竜人」であり、「自由VS支配」という構図になっていた。
ルフィが海賊王になる時には自由な世界が待っている気がする。
支配なんかしねぇよ
この海で一番自由な奴が
海賊王だ!!
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
ドレスローザ編はONE PIECE物語の縮図?そこから連想される最終回は!?