20数年前までワノ国を治めていた光月家。
その最期を語ったのは、黒炭家御用達の両替屋であり花の都を牛耳るヤクザの大親分“居眠り狂死郎”
燃えるおでん城の前、息絶える寸前の光月トキが言ったセリフを取りあげた。
月は夜明けを知らぬ君
叶わばその一念は
二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし
まばゆき夜明けを知る君と成る
狂死郎はこれを「苦し紛れの呪文」だと一笑に付した。
このトキの辞世の句の一節
「二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし」
これを将軍オロチはこう読み解いた。
「20年後の月夜に九人の侍が化けて出る」
この解釈が正しいかどうかも未だ不明。
だがトキの「呪文」は、単なる苦し紛れの戯言ではなく、確固たる「予言」と思われる。
つまり、20年後の現在に「九つの影」は現れるのだろう。
今回は、トキの言う「九つの影」が何を指すのかを考えたい。
① 赤鞘九人男
九人の侍といえば、おでんの筆頭家臣である「赤鞘九人男」が思い浮かぶ。
1 | 錦えもん |
2 | カン十郎 |
3 | 雷ぞう |
4 | お菊 |
5 | アシュラ童子 |
6 | 河松 |
7 | 傳ジロー |
8 | イヌアラシ |
9 | ネコマムシ |
トキが20年後の未来を正確に見通せる者でもない限り、この詩が指していたのはこの九人の事だろう。
おでんの無念を、九人の家臣が果たすのだ、と。
しかし、実際にこの20年後に現れる「九つの影」が、赤鞘九人男とイコールとも限らないかもしれない。
説明が難しいけど、トキ様が指していたのは「赤鞘九人男」だけど、実際にオロチの前に現れる「九つの影」とはイコールではない可能性もあるのかな、と。
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おでんの妻・光月トキの呪文「九つの影」とは何を指す?