第961話にて、白舞の康イエの元で新入りのコマ使いとして働くオロチが登場した。
上の者に過剰にゴマをするオロチを見て、おでんは「コイツ気持ち悪ィ」、と。
オロチの本質を直感的に見抜いていたんだろうか。
そして第962話、おでんが白舞を離れたタイミングで白舞城の金庫の金がなくなるという事件が起きた。
オロチはそれをおでんのせいにしていたが、おそらくオロチ自身の犯行だろう。
「おでんなら堂々ともっていくぞ」と考えている康イエもおそらくオロチの犯行である事を薄々感づいている様子。
こんな小狡い事をするオロチが20年後、どうやって将軍の座についたのか。
今回はこの件について考えてみたい。
康イエからの恩を仇で返す行い
オロチの手癖の悪さは今回だけではないだろう。
康イエに拾ってもらった恩を仇で返すような姑息な行い…
これまでも大なり小なりやってるだろうし、これからも色々とやり続けそうだ。
そうなれば懐の大きな康イエも、さすがに投げ出したくなるんじゃないかな?
何度もオロチによる不利益を被るとね。
それが康イエが処刑前に言ってた「おでんに大恩あるお前が──」のセリフに繋がるかも。
おでんへの大恩
つまり、どこかのタイミングでオロチは康イエのコマ使いではなくなり、おでんの元に向かう事になるんじゃないか、と。
無法地帯だった九里を変えると決めた時のおでんはこう言っていた。
おれはこのどうしようもねェクズ共の
王になる事にした!!!
そういう成り立ちの九里、元々の「来る者拒まず」の風土もあってオロチを受け入れてしまったのかもしれない。
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悪事を働くコマ使いオロチはいかにして将軍まで成り上がったのか