MUD-NESS TIRE
Persuasive power of M/T tire
”履く“タイヤ。
耳にはするが、なんとなく雰囲気でエコロジーな匂いを出したいがために使われているだけのような気もする、サスティナビリティという言葉。「持続可能な」という意味で単なるリサイクルに留まらず、将来にわたって人類を存続可能とする資源の有効活用や環境保全のことらしい。……なんだ、ティンバーランドのタイヤのことか。
日本での廃タイヤのリサイクル率は90%を超え、ボイラーの燃料やアスファルトの原料などに利用されている。世界的にも同様の使途で利用されており、その中にはブーツやシューズのソールも含まれる。実際、アウターソールで有名なイタリアのビブラムがリサイクルラバーを利用したプロダクトを開発し、話題となったりもした。
世界中のタイヤメーカーが廃タイヤのリサイクルには力を入れるところだが、これまでとは逆のアプローチでタイヤを作ってしまおうというメーカーが現れた。アメリカのアパレルブランド、ティンバーランドだ。
ただし、さすがにティンバーランドのアウターソールをタイヤのコンパウンドにリサイクルするわけではない。レーダー・タイヤなどを製造するシンガポールのオムニ・ユナイテッドと組み、ティンバーランドのソールにリサイクルすることを前提としたタイヤ素材を開発し、これを用いたタイヤを製造販売するという。タフな6インチ・ブーツで名を馳せたティンバーランドらしく、そのラインナップはオフロードをターゲットとしたSUV向けのクロスとオールテレーン。
残念ながら日本ではABCマートで簡単に手入るということはないものの、お洒落のひとつとしてご一考を。
TIMBERLAND A/T
TIMBERLAND CROSS
TIMBERLANDのロゴで、お洒落な雰囲気
いまやタウン・ファッションとして人気の高いティンバーランド。それだけに、タイヤもクロスオーバー・ユーティリティ・ビークルに似合う。
以前から環境意識の高かったティンバーランド
タイヤはリサイクル率が高く環境問題にはなっていないが、ティンバーランドはこれまでも廃タイヤなどを利用した「アースキーパーズ」を展開している。
Source:www.timberlandtires.com
Text:Kaoru Honma
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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
ティンバーランドがリサイクル・タイヤを開発!?