兵庫、愛知など6府県の公安委員会が7日、指定暴力団・山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定。神戸山口組では複数の傘下組織に解散の動きが出ており統制が揺らいでいる。
2019年12月13日、神戸山口組は「二代目西脇組」本部で納会を開催。全国から組幹部が集まったが、神戸山口組の舎弟頭補佐で「太田興業」太田守正組長が西脇組本部に入った10分後、神戸山口組・井上邦雄組長の到着を待たずに同本部を後にした。
太田組長は、西脇組本部を後にした同日、大阪府警へ自身の引退と太田興業の解散届を提出。それを受けて神戸山口組は122月12日付で破門処分とした。
タイミングと合わせるかのように山口組からは「太田興業は解散し太田組長は引退した。彼らに手出しをしてはならない」という通達が出た。さらに今年1月に入り、東京の二次団体も解散するとの情報がある。