今となっては絶滅危惧車にあたるクルマも
平成元年=1989年は、日産スカイラインGT-R(R32)、ユーノス・ロードスター(NA)、トヨタ・セルシオ(初代)という国産車の歴史を変えた名車が揃って登場した。史上稀なビンテージイヤーとして記憶されているがその翌年、いまからちょうど30年前の1990年(平成2年)も、前年に続きデキのいいクルマが多い年だった。
その2020年に30周年を迎える国産名車を振り返ってみよう。
ホンダNSX
1990年にデビューした名車の筆頭は、何といっても初代NSX。F1の世界でトップドライバーだった“セナ・プロ”が大活躍し、最強の名を欲しいままにしていたホンダだが、当時は本格的なスポーツカーをラインアップしていなかった。