インパクトのあったCMを懐かしむ
「コマーシャルは時代を移す鏡」と言われて久しいが、クルマのCMにも名作は数限りなくある。もはや令和の時代になったが、やはり自動車もそのCMも一番輝いていたのは昭和の後半だろう。その中でもとくに話題となったり、後世に語り継がれるべき5つの作品を紹介しよう。
・日産スカイライン
もはや50代後半でないと通用しないかもしれない旧作だが、1972年に登場した4代目の「スカイライン(C110系)」のCMのインパクトは限りなく大きかった。キャッチコピーは、おなじみの「ケンとメリーのスカイライン」だ。
CM作品としてはごくオーソドックスで、ケンとメリーを演じる若いカップルがどこかを訪ねたり、遊んだり、見つめあったりするというだけ。加えて、男性フォーク・デュオのバズ(BUZZ)が歌った『ケンとメリー〜愛と風のように〜』の爽やかなメロディと歌詞も爆発的人気を生んだ一因だろう。