“整備士育成のために”生徒が奮起する
1955年にデビューしたトヨタの初代クラウンを、クルマ業界の未来を担う学生たちが力を合わせてレストア。東京オートサロンで初披露され、若者ならではの斬新なアイディアと高いクオリティで注目を集めた。今回は、そんな1台に迫ってみたい。
日本を代表する高級セダンとして知られるクラウン。歴史は長く、初代モデル「トヨペットクラウン」の登場は1955年と65年前に遡る。そんな旧車をレストアしたのは「TIST 筑波研究学園専門学校・自動車整備工学科」のメンバーたち。「学生たちの整備士育成のために役立ててほしい」と、故 西谷隆義 同校前理事長との縁があって寄贈されたクラウンを、東京オートサロンを目指し本格的に作業を進めることになった。レストアがスタートしたのは、約1年前のことだ。