乗り心地を左右する縁の下の力持ち
走行距離が増えた愛車で気になること。エンジンやミッション以上に体感しやすい『ヘタリ』は、乗り心地の悪化や異音が発生する「サスペンション」関係だ。どのような症状が足まわりの劣化なのか、また修理するために必要な予算はどれくらいかを検証してみたい。
劣化は体感しにくいが交換すると効果は高い
買ったばかりのころはシャキッとした乗り味で、異音なんて聞こえるはずもなかったマイカー。しかし、走行距離が増えて年数も重ねるにつれ、明らかに当初とは違ったフィーリングになっている。それが一般的にいう足まわり(サスペンション)の『劣化』や『ヘタリ』で、ダンパー(ショックアブソーバー)やブッシュなどの構成部品が耐用年数に達したという知らせなのだ。