ドライビングテクニック以外の注意点
暖冬だったはずが、最近になって急に冷え込んだ日本列島。雪道での運転というのは技術面も大切だが、知識も重要だったりする。装備の使い方や設定など、事前に頭に入れておき、適切に対応すると運転することができるポイントがいくつかあるのだ。今回は、ぜひ知っておきたい「雪道ドライブの知識」を整理してみた。
ハイビームの使用は見づらくなる可能性
夜、吹雪に遭うと前方の視界は悪化する。いわゆる「ホワイトアウト」という現象だが、そうなるとハイビームにして視界を確保しようとするのが、一般的な人間の心理。しかし、ハイビームにすることで車両の前を吹雪いている粉雪に光りがさらに乱反射することになって、逆にまぶしくなるだけ。ロービームにくわえてフォグランプで走行するのが正解。それでも視界が確保できない場合は、ハザードランプをつけて周囲に自車の存在を知らせ、速度を十分に落として走行するか、路側帯に停めて吹雪がおさまるのを待つといいだろう。さらに、こういう時こそリヤフォグランプが有効だ。