コスト度外視で最高の技術を全て投入した
「筑波サーキット=59秒3」の市販車最速のラップタイム更新とともに、2420万円という車体価格も話題になっている日産GT-R NISMO 2020年モデル。ガソリン車のスーパーハイパフォーマンスモデルの先行きが不透明な時代に入ってきた昨今を見据えて、いままでコスト等の規制で量産車としてできなかったことも、全部出し切ってしまおうという意気込みで開発した入魂の一台だ。
ボディの基本骨格やドア以外の外装部品は、ほとんどドライカーボンを使って軽量化し、エアロはSUPER GTのレース車両を手掛けた空力エンジニアが手掛けているので、エアロダイナミクスは大幅に進化。パッと見ただけではわかりづらいかもしれないが、これまでのGT-Rとは次元が違う性能に仕上がっている。