山の民とは、秦国の更に西ある山界に住む無数の民族。
平地とは比べ物にならないほど高い身体能力を持つ戦闘民族。
信とは少年の頃から知る者が多く、親しみをもっている接している。
山の民(死王軍)主要メンバー一覧
楊端和(ようたんわ)
多くの山の民を率いる女王。
呼び名は「死王」
他の民族と衝突を繰り返しては武力により勝利し、相手を支配ではなく仲間と受け入れる。
よって配下には多くの一族が混在している。
美しい容姿と裏腹に、性格は男勝りで気が強く、武力よる強行突破を好む。
政が竭氏(けつし)の乱により窮地に立ったとき楊端和の元に訪れ、政の大志に共感し秦(しん)国と同盟を結ぶ。
後に秦軍の大将軍級である大上造(だいじょうぞう)になる。
バジオウ
バシ族の生き残り。
幼少期に獣のように暴れていたが、楊端和(ようたんわ)に敗れるも仲間に入るように促される。
山の民は身体能力が高いが、その中でもバジオウはズバ抜けている。
二刀流と人間離れした跳躍力で敵を圧倒する。
竭氏の乱では、バジオウを筆頭に別働隊を作ったことから、信(しん)や河了貂(かりょうてん)は「隊長」と呼んでいた。
平地の言葉を話せるので通訳の役割もこなす。
ダジフ
バジオウと行動を共にする戦士。
大きな石球を振り回し、相手をなぎ倒す。
信と初めて会ったときに殴られたため、右側の角が折れている。
それで信を認めたのか、好感を持って接している。
平地の言葉を覚えるが「シン コンチサマ」「コンバンマ」など少し間違っている。
シュンメン
鳥牙族(ちょうがぞく)の中で最強の男。
お面に長いクチバシが付いてるのが特徴。
死王軍の中でもっとも足が速い鳥牙族で、長剣を振り回して戦う。
ランカイの教育係でもあるらしい。
楊端和の無茶な指示に「まじかよ」と小さくつっこんだり、バジオウが激闘の末に倒れたときは「バジオウが死んだ」と冗談を言う。
笑えない冗談にキタリからは「バカ鳥シュンメン」と呼ばれ、楊端和からは殴られる。
ランカイ
闇商人が「珍種の猿の赤子」として売られているところ成蟜に買い取られる。
成蟜に虐待され怯えるように命令に従う。
成蟜が権力を失うと山の民の元に戻る。
普通の人の何倍も大きな体格を武器に素手で戦う。
ダント
フィゴ族の王。
目的のためなら味方の犠牲もいとわない。
敵将トクアとの戦いでは、半日で味方の半数を失いながら本陣に到達する。
大きな巨体を武器に、一対一に強さを発揮する。
楊端和に惚れていて、いつかと狙っている。
カタリ
メラ族の族長でありキタリの兄。
冷静沈着でカタリの実力は楊端和とバジオウと並ぶ。
犬戎(けんじゅう)と戦い、ブテンの首を狙うが複数から囲まれて討たれる。
一族からは「強くて優しい太陽」と慕われていた。
キタリ
メラ族、キタリの妹。
カタリを失ったあとメラ族の「新しい太陽」となり、キタリの仇討ちに立ち上がる。
頭が良く剣を振る速さで敵を圧倒する。
性格はまだ幼さが残り気が短い。
一族の長になり兄カタリのマネをしながら統率する。
壁(へき)とは一緒に戦ったときに食料を失い蔑(さげす)んでいたが、男の意地でゾロを倒したことで少し見直す。
エンポじぃ
猿手族(しゅえんぞく)の長。
ボケているのか賢いのか分からない、とぼけた老人。
楊端和(ようたんわ)を「マンタンワ」と呼ぶ。
絶壁でもよじ登る猿手族を率いて、老人でありながらその中でも早く登る。
部下の赤猿(せきえん)と青猿(せいえん)は戦闘能力も高い。
河了貂(かりょうてん)
梟鳴(きゅうめい)族の生き残り。
梟鳴族は河了貂が幼少期のころに楊端和(ようたんわ)に敗れ、祖父に連れられ黒卑村(こくひむら)へ逃げ延びる。
5歳で祖父を失い、その後は悪党の手伝いをして、金を稼ぎ生き延びる。
楊端和と出会い、山に住むよう誘われるが「オレには居場所がない」と断る。
その後は信と生活するようになるが、信が戦場に出るようになると、河了貂は新しい居場所を探しだす。
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キングダム山の民、楊端和(ようたんわ)軍(登場人物)