李牧軍
李牧(りぼく)
趙(ちょう)の新の怪鳥と呼ばれる王騎(おうき)、同じく秦の大将軍である麃公(ひょうこう)、燕(えん)の英雄である劇辛(げきしん)を討つなど大物食いを成す。
王騎を討った後は宰相(さいしょう)になり、内政にも影響を与える。
戦の才に恵まれているが、無駄な犠牲や戦は望まない。
秦王であるが唱える「百年後の平和のためには、血を恐れず中華統一しかない」という考えには「無益な血を流さず中華七国で同盟を結ぶべき」と真っ向から対立する。
カイネ
李牧(りぼく)の護衛である二刀流の女剣士。
戦になるとカイネ隊を率いて戦う。
男性のように気が強いが、李牧と同様に無用な血は好まない。
特に同じ女性で戦場に立つ河了貂(かりょうてん)には、敵でありながら互いに救うような行動を取ってしまう。
信を「ツリ目」と呼び、信は「男女」と呼ぶ。
傳抵(ふてい)
李牧の配下であり、を目指す若き武将。
腕力はさほど高くないが、早いステップと動きを読む鋭さで翻弄する。
傳抵(ふてい)曰くカイネは「将来の嫁」らしいが、カイネの方はその気が見られず・・・
晋成常(しん せいじょう)
合従軍の蕞攻めでは、李牧の副将を務める老将。
歯がなく戦場でも笑顔で話すが、話の内容は過激で挑発的。
蕞の東璧を攻めて、秦軍の将である璧と戦う。
秦の援軍である山の民が来ると李牧に対して退却を進言し、時を稼ぐため突撃し死す。
龐煖(ほうけん)
趙の新三大天。
国にも戦にも興味はなく、情を捨て武力の強さを追求し、強い者を倒すことを生き甲斐にする。
羌瘣(きょうかい)と似た業を使うが、羌瘣のように息切れする弱点がなく、一撃の重さは遥かに上回る。
秦の六大将軍である摎(きょう)を討つと、駆けつけた王騎(おうき)に敗れる。
その後3年は傷を癒やし、6年掛けて修行を積み、計9年後に王騎と再戦する。
その結果、王騎を討つことになったが、一騎打ちに邪魔が入ったことが納得できず、さらに強い武を求め続ける。
その姿に麃公(ひょうこう)は「矛盾に気付かぬ、ただのど阿呆(あほう)」と言う。
紀彗軍
紀彗(きすい)
元離眼(りがん)城の城主である紀晶(きしょう)の子。
地方勢力の戦いで離眼城が落とされ、紀晶が捕虜となり殺される。
父の最後の言葉は「離眼の子らを守り抜け」。
その後、20歳の若さで城主となり5年で離眼の力を復活させる。
練兵を重ねた兵は趙で一・二を争う。
離眼の民を愛し愛される隠れた名将。
秦と趙による黒羊(こくよう)の戦いでは、民を愛す心を桓騎(かんき)が逆手に取り、黒羊の丘を奪われ敗北。
飛信隊の信には慶舎(けいしゃ)、副将羌瘣(きょうかい)にはが討たれ、因縁の相手となる。
劉冬(りゅうとう)
紀彗(きすい)軍の副将。
元離眼(りがん)城の城主であった紀晶(きしょう)の育てられる。
その後、紀彗(きすい)の元の部下となる。
紀彗軍の軍師も兼任し、奇策を用意て相手の翻弄させる知将。
剣術のレベルも高く、飛信隊の羌瘣(きょうかい)に暗殺を狙われるも返り討ちにする。
しかし慶舎(しゃけい)を狙う飛信隊を止めるため、突撃し羌瘣と再戦で討たれる。
馬呈(ばてい)
紀彗軍の副将。
劉冬と同じく紀晶に育てられ、その後紀彗の配下となる。
体格が大きく、斧を振るい隊の先頭に立つ。
田永(でんえい)からは「デカブツ」と呼ばれる。
騎乗した状態で斧を受けると、馬の脚が折れるほどの腕力。
戦術は苦手であり、紀彗や劉冬から策を受け取るも応用はできない。
慶舎軍
慶舎(しゃけい)
幼いころに村が襲われ両親と言葉と感情を失う。
子供の頃から模擬戦(戦術練習)が強く、李牧(りぼく)に目をかけられ武将の道へ進む。
その結果、李牧さえも恐れるほどの本能型の智将になる。
「沈黙の狩人」と呼ばれる待ちの達人。
ワナを仕掛け相手が好機と思い動くを待ち、知らぬ間にからめ捕る。
しかし黒羊(こくよう)の戦いでは、桓騎(かんき)に逆手に取られる。
紀彗(きすい)により救われ逃げ切るが、飛信隊の意表を突いた強行突破により信に討たれ死亡する。
金毛(きんもう)
慶舎(しゃけい)の副官。
長年、慶舎に仕え戦い方をよく知る側近。
個人戦の能力は高くないが、軍を指揮する軍師タイプ。
感情により判断を誤ることもあるが、立場で別けることなく、人の意見を聞き入れる柔軟さ持つ。
朱海(しゅかい)平原の戦いで、飛信隊の淡(たん)の弓に射貫かれ死亡する。
岳嬰(がくえい)
慶舎(しゃけい)への忠誠が強い副官。
ガタイが大きく槍の使い手。
感情が高ぶると冷静さを失い、味方にさえ槍を向ける。
朱海平原の戦いで、飛信隊の信に両断される。
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キングダム趙武将一覧(李牧・龐煖、カイネ、等)