製廃となった純正部品に変わる救世主
同じクルマに10年、20年、30年と乗っているとどんなに大事に扱っても、いろいろなところが摩耗したり、劣化したり、壊れたりしてくる。そうなると当然修理や補修をすることになり、部品交換が必要になる。
このとき、自動車メーカーの純正部品を使えば一番間違いがない。新車に取り付けられているものと同じ部品なのだが、この純正部品にも問題がある。ひとつは古いクルマの場合は、順次製造廃止になっていく問題だ。
製造廃止の問題は車体の生産終了後。10年ぐらいはどのパーツも入手できるが、それ以上になると各メーカー次第となってくる。人気車種は製造を続ける場合もあり、最近では日産やマツダに続いて、トヨタも旧車のパーツの製造・再販に取り組み始めているが、それも一部の車種だけだったり、価格が高かったりと課題が残るのも事実だ。 それでもパーツがあるだけマシ。NSX以外のホンダ車はタイプRのような希少モデルでも、重要な部品が製廃になっている。