日本の道路事情にぴったりなパワーとサイズ
手ごろなパワーとサイズを武器に、キビキビとした走りを楽しめるコンパクトカー。国内外の自動車メーカーから魅力的なモデルが続々と販売されており、ひと昔前の”テンロク”全盛時代を思い起こす人も多いだろう。なかでも”走り”にこだわるオーナーから支持される5車種をピックアップしてみたい。
【トヨタ・GRヤリス】
まずはトヨタがWRCでの勝利を至上命令とし、満を持して世に送り出した「GRヤリス」から。専用開発された1600ccエンジンはターボ(過給機)を組み合わせ、3気筒にして272psという異例の高出力を達成した。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。 最新の4WDシステムによりパワーを路面へ確実に伝え、サスペンションやボディも競技を前提とした質実剛健、かつトヨタの最先端テクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだ設計だ。 価格は396万円~と決して安くはないものの、中身を考えればお買い得といって差し支えないし、所有する喜びはライバルの追随を許さないと思われる。