テンロクの舞台はレースからストリートまで
日産スカイラインGT-Rを筆頭とする280psのハイパワー車たちがしのぎを削り、ホンダのシビックやトヨタのレビン&トレノなど、1600ccクラスも熱かった1990年代。群雄割拠という言葉が相応しい、当時のライトウェイト事情を振り返る。
排気量1300~1600ccの小型車がよく売れていたこともあり、当時のライトウェイトは最先端の技術を投入した、自動車メーカー入魂のモデルが多かった。なかでも最大のライバル関係にあったのが、「シビック」と「カローラ・レビン」および「スプリンター・トレノ」。両モデルとも全国でワンメイクレースを開催すると同時に、N1耐久やグループAといったビッグレースでも熾烈な戦いを繰り広げた。