あえて3ペダル車に乗るという賢い選択
日本ではすでに98%で2ペダルのAT車であり、もはや燃費性能でも変速スピードでもAT車の方が優れている。性能面で考えれば3ペダルMT車に乗るメリットはないと言えるだろう。
とはいえ、そういった理屈を抜きにしても3ペダルMT車に乗りたいと考える人は一定数存在しているのも事実。フィルムカメラであったり、レコードだったりを愛好する人たちにも通ずるものがあるのかもしれない。
そこで今回は、現在新車でラインナップされているMT車の中から独断と偏見で乗っておきたい国産車をピックアップ。今後、より縮小が予想されるMT車だけに今がラストチャンスかもしれない。
トヨタ・カローラシリーズ
2019年9月に通算12代目へとフルモデルチェンジを果たした「カローラ」(ハッチバックのカローラスポーツは2018年6月に先行デビュー)。新たにトヨタの新世代プラットフォーム”TNGA”を採用し、ボディも3ナンバー化された新世代カローラと言える。 そんな新型カローラには、セダン、ツーリング(ワゴン)、スポーツ(ハッチバック)という全てのボディタイプに6速MTを設定。先代でもMTは申し訳程度に用意されていたが、今回は6速MTモデルのみ1.2Lターボを用意する(セダンとツーリングのみ)という力の入れようだ。