新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令されてから、外出自粛やテレワークで仕事をこなす人が増えました。慣れない生活で、不便さを感じたり、窮屈さを感じたり、時間の経過とともに悩みを抱える人も多くなっているようです。そんななか、愛猫家の人たちは猫とともに、いつもとは違う時間を過ごしているようです。
「ネコハラ」とは?
いまSNSなどで画像や動画とともに話題になっている「ネコハラ」。これは「猫ハラスメント」の略語なのです。いつもは留守番が多い愛猫ですが、飼い主が自宅で仕事をしていることを絶好のチャンスとして、さまざまな方法で邪魔をしているそうです。そう、猫が仕事の邪魔をすることを「ネコハラ」といいます。飼い主にとってはとても邪魔で、迷惑だけど、怒る気にはなれない。逆に心が和んで、癒されて、幸せな気分になってしまうのです。
例えば、PCのキーボードの上に寝てしまう、手をキーボードに乗せて意味不明な文字を打つ、カーソルの動きに合わせてじゃれて画面が見えなくなる。また、資料の上に寝てしまう、ボールペンで遊んでしまう、トイレに立った隙に椅子を占領されてしまうなど、確かに邪魔で迷惑なのです。
さらに、ネズミのおもちゃを咥えてきては遊んでと投げてくる、狭いのに膝の上に無理やり乗ってくる、足にじゃれてくるなど、さまざまな方法で飼い主の気を引こうとしてくるのです。かなりしつこい場合には仕事にならないこともありますが、それでも愛おしいという気持ちのほうが勝ってしまうのが「猫の魅力」ともいえます。
みなさんの家でもさまざまな「ネコハラ」が繰り広げられているのではないでしょうか?
「ネコハラ」にはもうひとつの意味がある
「ネコハラ」は「猫ハラスメント」の略語ですが、そもそも「ハラスメント」には「嫌がらせ」「身体的・精神的苦痛を与えること」という意味があります。対象を「人」→「猫」とした場合には、飼い主であるあなたが愛猫に対して「ハラスメント」をしているかもしれないのです。
例えば、無理に抱っこをする、膝に乗せる、撫でまわすなど、猫がスキンシップを望んでいないのに無理にするのは、愛猫にとってはストレスになります。また、目をじっと見ることも緊張感を与えることになり、これも愛猫には苦痛です。眠っている猫を触る、無理やり起こすことは安眠を妨げることになり、何度もそれが続くと隠れて寝るようになるかもしれません。
飼い主にとっていまは時間があるので、ついつい「猫ハラスメント」をしてしまいがちです。みなさんにも思い当たることはあるのではないでしょうか?
まとめ
外出自粛やテレワークで飼い主には自由な時間が多くあります。愛猫からの「ネコハラ」も飼い主からの「ネコハラ」も思い当たることがあるでしょう。外出自粛やテレワークがいつまで続くのかはわかりませんが、いずれにしても愛猫の気持ちを考え、その共生を楽しみながら、より良い関係を築いていきたいものです。
元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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