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改めて見るとオーテックの攻めっぷりが半端ない! 強烈だけど名車すぎるカスタムモデル5台

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ミニバンからスポーツカーまで手掛けてきた

 オーテックジャパンという自動車関連企業の名前を知っているだろうか。日産系列のカスタマイズ(特装)を行なう会社なのだが、モータースポーツのスポンサードもしているので、日産ファンならずとも「AUTECH(オーテック)」のロゴを目にしたことがあるというクルマ好きは多いだろう。

 オーテックジャパンの誕生は1986年、「スカイラインの父」として知られるカリスマエンジニアの櫻井眞一郎氏に『日産のような大きな組織ではやりにくいだろう。日産が金を出すから自分で会社をつくって、思い切り腕を揮ってみてはどうか※』と、日産の久米社長(当時)が持ちかけたのがきっかけだという。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

 つまり日産の100%関連会社として、日産のラインでは流せないような特装車をつくる会社としてスタートしたのだ。当時の社員数は120名程度、しかし現在では400名を超えるスタッフが在籍する企業へと成長している。

 少量生産というと救急車のような架装を思い浮かぶがちだが、オーテックジャパンのつくる特装車は独自のカスタマイズカーであり、また時代のトレンドを生み出してきた。ここではそんなオーテックらしいカスタマイズカーをピックアップして紹介しよう。

ステルビオザガート(1989)

 最初に紹介するのはオーテックの名前を多くのクルマ好きに知らしめることになった「ステルビオ」。日産レパードのメカニズムをベースに、イタリアの名門カロッツェリアである「ザガート」と共同開発、イタリアで生産したスペシャルモデルだ。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

 ボンネット両脇の盛り上がった部分にバックミラーを仕込んでいるのがスタイリングの特徴となっている。エンジンは3リッターのV6ターボ、オーテックチューンにより280馬力にパワーアップされていた(ベース車のスペックは255馬力)。車両型式は「オーテックザガート E-AZ1」となっていた。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

 なお、200台限定と銘打っていたが、実際には完売することなかったという。またステルビオ(レパード)のシャシーを使ったザガート・オリジナルのモデル「ガビア」が登場したこともマニアには知られている。

 創業当初の作品として、シルビア(S13)のコンバーチブルやスカイライン(R31)のハイパフォーマンス版などをリリースしたオーテック。ステルビオのイメージも強く、スポーツ方向の特装車に注力するように思えたが、1990年にはキャラバンなどをベースとしたキャンピングカーもリリースするなどアウトドア・ブーム、RVブームにのった商品企画も進めていた。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

ラルゴウミボウズ(1992)

 中でもユニークな名前で展開したのは特徴で「フウライボウ」や「キタキツネ」といった名称は記憶に残る。そうした和風ネームの始祖といえるのが1992年、1BOXカーのラルゴをベースに生まれた「ウミボウズ」で、3トーンのボディにフロントガードや大型フォグランプを追加した。これがいまのカジュアル・ミニバンのルーツだ。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

ラルゴハイウェイスター(1995)

 そうしてオーテックから生まれた特装車の名前から、日産のグレード名に昇華した代表格といえるのが「ハイウェイスター」だろう。いまや当たり前のカタログモデルとなったが、1995年の「ラルゴハイウェイスター」がそのはじまりだ。

 ラルゴといえば、現在のエルグランドにつながるLLクラスミニバンのルーツともいえるモデル。FRプラットフォームだったことから、秘めたるスポーツ性を評価するファンも多く、さわやかにスポーツ性をアピールするハイウェイスターは軽快なイメージもプラスした。現在のハイウェイスターからは想像できないかもしれないが、このラルゴハイウェイスターはボディカラーに合わせた白/青2トーンシートなどリゾート志向も感じさせる仕上がりだった。日産の名ブランド「オーテック」が手掛けてきたクルマ

元の投稿: Auto Messe Web
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