ペットロスとは、その文字のとおり「ペットを失うこと」を意味します。犬や猫などのペットを失うと、さまざまな症状が精神的、身体的、あるいは双方に起こる場合があります。それを「ペットロス症候群」といいます。これはペットと過ごすなかで生まれた深い愛着や愛情が、突然に訪れるペットの「死」などの別れにより、行き場をなくすことで引き起こされる症状であるとされています。
ペットロス症候群を経験する人のなかでも比較的、軽症で済む人と、日常生活ができなくなるほどの重症になる人がいます。じつは重症化してしまうタイプには、一定の傾向があるといわれているのです。それは「もっと〇〇してあげればよかった」「なぜ〇〇してあげなかったのだろう」といった後悔を口にする人が多いということです。
日々、「こんなことをしてあげたい」「一緒にこんなところに行きたい」と思いながら、ずっと先送りしていた。時間のなさ、心の余裕のなさを理由に、あまりかまってあげられなかった。病気や介護についてもっと勉強をしておけばもっとできることがあった。そんな後悔の多さがペットロスの重さと比例するのではないでしょうか。
ペットとのお別れで後悔しないためにいまからできること。ペットとお別れした後も、素敵な思い出だけを残したい。そのためには、日ごろから「愛犬・愛猫に対してできることは、すべて、いますぐにやる」という覚悟と行動が必要です。そしてその姿勢こそが、やがて自分をペットロス症候群から救うことに繋がるのです。
外出自粛中で時間があるからこそ考えてみよう
ペトハピがオススメする「ペットの終活」は、そのネーミングからシニア期を迎えた犬や猫を対象にしていると思われがちなのですが、実際には愛犬・愛猫の年齢に関わらず、いますぐに始めていただきたいものなのです。
その内容には「愛犬・愛猫に対してできることは、すべて、いますぐにやる」という覚悟と行動が含まれています。「ペットの終活」を読み進め、「ペトハピライフノート」に記入し、行動することで、可能な限り後悔することを減らすことができるのです。
ペットの終活 第1回「ペットの終活は必要ですか?」
ペットの終活 第2回「もしもの事態に備えてホームドクターをつくる」
ペットの終活 第3回「ペット保険とペット信託で万が一に備えよう」
ペットの終活 第4回「ペトハピライフノートを作成する」
ペットの終活 第5回「写真・画像データを整理する/思い出を整理する」
ペットの終活 第6回「要介護状態になった場合を考える」
ペットの終活 第7回「供養スタイルを検討する」
ペットの終活 第8回「ペットの終活総まとめ」
ペットの終活 ペトハピ ライフノートサンプル
まとめ
新型コロナウイルスの影響があり、いまは外出自粛やテレワークで自宅にいることが多いと思います。まとまった時間があるいまだからこそ、愛犬・愛猫に対してできることを「ペットの終活」を通して考えてみませんか?
「愛するペットとの時間をどう生きるのか」ということを真剣に考えてみるよい機会だと思います。ペットロス症候群を重症化させないためにも「すべて、いますぐにやる」と行動しましょう。
ペットロス症候群にならないために“いま”やるべきこと