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静岡県警は22日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「良知二代目政竜会」組員らが傷害の疑いなどで20日に逮捕されたことを受け、静岡県富士宮市北山にある関係先を家宅捜索した。
「良知二代目政竜会」は静岡県吉田町大幡の本部事務所を撤去し、東京都内に移転する動きを進めていたが、今年1月17日に移転先として予定していた東京都足立区の建物にダンプカーが突っ込む事件が発生し、指定暴力団・松葉会系組員が建造物損壊の疑いで逮捕された。背景に暴力団同士の縄張り争いがあったとされる。
足立区の申し立てを受け、3月に東京地裁が暴力団事務所としての使用を禁じる仮処分を決定。組員の立ち入りや会合の開催などが禁じられ、都内への移転は難しくなり、富士宮市に拠点を置く可能性があるとして、静岡県警が警戒を強めていた。