長野県埴科郡坂城町上平の住宅で男女3人が死亡した事件で、警察は、死亡した暴力団組員が姉弟2人を拳銃で撃って殺害後、自殺を図ったとみて調べている。
26日夜、坂城町の市川武範さんの住宅で、長女の杏菜さん(22)、次男で高校1年の直人さん(16)、暴力団組員・小沢翔容疑者(35)の3人が死亡した。市川さん方は5人暮らしで、武範さんと長男は当時外出していた。妻は無事だった。
現場には拳銃のようなものが2丁見つかっていて、3人の頭には撃たれたような痕があり、搬送先の病院で死亡が確認された。小沢容疑者が、姉弟2人を殺害し自殺したとみて、容疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検する方針。
小沢容疑者の元妻と、市川さんの長男が同じ勤務先で、2人は元妻をめぐりトラブルになっていたという。