飛び抜けた個性を持って生まれたクルマたち
「クルマは時代を写す鏡」と言われたりするが、当時は真面目でも、いま見ると“オヤオヤ?”と思わせられるクルマというのがあったりする。バブル時期には資金はあっただけに「作りたかったから作ってみた」的な軽いノリも多い。それらが個性というもので、デジタル化やマーケティングなどで個性を抑え、平均化されてしまった現代のクルマにはない個性的なカタチやコンセプト、はたまた面白ネーミングなクルマたちを集めてみた。
【エスカルゴ】
日産のパイクカーといえばBe-1にはじまり、パオ、フィガロの3兄弟がおなじみだが、正確にはこちらも含めるとする説が強いし、新車当時もパイクカーとしての扱いがされていた。それが「エスカルゴ」。要はフランス車によくある、乗用車とバンをドッキングしたようなライトフルゴネットタイプのクルマだ。もちろんデザインはカタツムリそのもので、いまでもこの系統を維持していたら面白かったのに。