第974話“いざ、鬼ヶ島!!”にて、ワノ国編最大の謎であった「内通者(スパイ)問題」に終止符が打たれた。
光月の中に潜り込んでいた内通者は赤鞘九人男の1人であるカン十郎。
これまで考えてきた中で一番怪しかった人物だけにそこまで驚きはないが、カン十郎が裏切り者だとわかるとこれまでの描写の全てがそれを示唆しているように感じる。
――という事で今回は、これまでに張られていた「カン十郎=内通者」の伏線をまとめてみたい。
〇異名と本名
〇迫害されていた過去
〇ジャックがゾウに来れた事&雷ぞうを名指し
〇DRで錦えもん達の名が知られていた理由
〇ゾウに登象の際に龍を出す
〇オロチへの連絡
〇利き手は右で、下手な絵を描く時は左
〇[作外] コミックスの人物紹介
異名と本名
カン十郎の異名は“夕立ち”、本名は黒炭カン十郎。
夕立ち(天気雨)は「狐の嫁入り」とも言われ、諸説あるがキツネが人を化かす怪奇現象繋がりでそう呼ばれているそう。
もしくは狐の嫁入り行列を人目から隠そうとして天気の良い日にキツネが雨を降らせているという説もあり、いずれにしても「誰かを欺く」・「何かを隠す」という意味がこの異名に込められているのではないかと考えられる。
つまり“夕立ちカン十郎”=裏切り者の暗喩?
そして「カン十郎」という名前自体もスパイの意味の「間者」から来ている説もある。
更に能力で「黒い墨」を使っている事も、「黒炭」と掛けたモノだったのかもしれない。
迫害されていた過去
ワノ国の過去編に登場したカン十郎には、迫害されていた過去があった。
おでんはその理由を「カン十郎が人の髪の毛を奪っていた」からだと理解し、「自業自得だ」と綴る。
しかしその実、その迫害された理由が「黒炭」の人間だったからだと判明。
この迫害されていた過去も、カン十郎が黒炭=内通者という伏線だった。
ジャックがゾウに来れた事&雷ぞうを名指しした件
イヌネコが気にしていたジャックがゾウに来れた理由。
これもカン十郎が情報を流したていたからだ。
錦えもん達は元々ゾウへ辿り着く為のビブルカードを持っていたと思われる。
カン十郎はそれをオロチに横流ししたのだろう。
ゾウにやって来たジャックが雷ぞうだけを名指しした事も、カン十郎からの情報だ。
雷ぞうと海で離れ離れになった時、象主は目の前に見えていた。
ここから雷ぞうがゾウに辿り着いた事は想像に難くない。
つまり「雷ぞうだけがゾウに居る」と知っていたのは錦えもん、カン十郎、モモの助の3人しかいなかった。
カン十郎がドレスローザの地下に潜んでいた時、ドフラミンゴを通じてジャック側に情報提供をした?
ドレスローザで錦えもん達の名が筒抜けだった理由
上で「ドフラミンゴを通じて」と書いたが、これもほぼ確定だろう。
理由は二つある。
一つ目は、ドレスローザ国内で錦えもんとモモの助の名前がバレていた事。
これに関してはカイドウを通じてという可能性もあるけど、だとしたらカン十郎だけがドフラミンゴのゲームの標的になっていなかった事がおかしい。
これが二つ目の理由。
つまり、カン十郎はオロチの指示によりドフラミンゴに情報提供し、自分だけは狙われない安全圏に居たという事だろう。
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
カン十郎が裏切者だった伏線を総まとめ