福岡県警は21日、走行中の2人乗りオートバイに、故意に車で衝突して少年らを転倒させたなどとして、指定暴力団・浪川会系幹部、古閑原良徳(42)=熊本県荒尾市菰屋=と、会社員・小林健嗣(43)=同市川登=両容疑者を殺人未遂容疑で逮捕した。この他、少年側から車の修理代を脅し取ったとして古閑原、小林両容疑者ら9人を恐喝容疑で逮捕した。認否を明らかにしていない。
古閑原容疑者らは共謀し、2019年8月31日未明、荒尾市増永の路上で、福岡県内在住の10代少年が2人乗りする400㏄のオートバイに、殺意を持って軽乗用車をぶつけて転倒させ、2人に頭部打撲など最大全治2カ月の重傷を負わせた。その後、転倒した2人を取り囲んで入れ墨を見せながら車の修理代を要求し、同年9月に被害者の親族から現金62万円を脅し取ったとしている。