大阪府公安委員会は、特定抗争指定暴力団・山口組傘下組長に対し、組員2人を脅して脱退を妨害したとして、暴力団対策法に基づく再発防止命令が出した。
府警によると、今年4月と5月、大阪市内の飲食店などで、山口組系組員2人が40代の組長に「カタギにしてください」などと脱退を申し入れた。組長はこれを受け入れず、「もうちょっと辛抱せんかい」「そんなこと言わんと考え直し」などと脅し、脱退を妨害したという。
大阪府公安委員会は、この組長に暴力団対策法に基づく中止命令を出していたが、組員からの相談が相次いだことから、より効力の高い再発防止命令を出した。命令に違反すると、3年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金となる。