第907話“虚の玉座”にて、聖地マリージョアに居る五老星の前に現れたシャンクス。
五老星は天竜人の最高位、つまり現世界政府のトップの存在。
そんな五老星の元に、いくら四皇といえども海賊が易々と来れるのはおかしい話だ。
対立する者同士のトップが裏で会談している奇妙さ。
特にシャンクスは元々、見習いとはいえ“海賊王”ゴール・D・ロジャーが率いていたロジャー海賊団のクルー。
海賊の罪は消えんでしょう…
ましてやロジャー海賊団
これは黄猿がレイリーに言ったセリフだが、「海賊=罪」で、「ロジャー海賊団なら尚更」だと。
思い返せば、頂上戦争を終結に導いたのもシャンクスだった。
全員──この場はおれの顔を立てて貰おう
海賊でありながら、海軍と海賊の戦いに歯止めをかけ、白ひげとエースの死をこれ以上晒されることのないよう弔いをかって出た。