宮崎県警は、 新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯を対象にした国の貸付制度を悪用し、現金45万円をだまし取った疑いで特定抗争指定暴力団・神戸山口組系幹部・本田徹容疑者(44)=鹿児島県志布志市=と、飲食店経営・森浩祐容疑者(42)=串間市=ら男女合わせて7人を逮捕した。
本田容疑者ら7人は新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯を対象にした国の生活福祉資金貸付制度を悪用し今年5月から7月までに3回に渡って合わせて45万円をだまし取った疑い。手続き上不審な点に気づいた県の社会福祉協議会が7月、警察に被害届を提出していた。
警察は7人の関係や認否を明らかにしていない。新型コロナウイルスに絡む国の制度での詐欺事件の摘発は宮崎県内で初めて。