『ちいさなクルマ』の可能性を モータースポーツを通じて発信
現行のLA400系コペン誕生の裏で、開発メンバーのひとりとして携わった、ダイハツ工業の殿村裕一(とのむら ゆういち)さん。昨年は、自らがつくったLA400系コペンを駆って「近畿ジムカーナミドルシリーズ(JAF公式戦)」のATクラスで悲願のシリーズチャンピオンを獲得。
そんな殿村さん、ダイハツに入る前は三菱自動車に在席していたのだが、そこでパリダカや世界ラリー選手権の現場で活躍していた人物でもある。メーカーの開発者が自らステアリングを握り、モータースポーツの世界に殴り込む──何とも興味深い話である。そこで今回、殿村裕一さんに、コペンでジムカーナに参戦する想いを伺うべく、学生時代からいままでを振り返ってもらった。